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    September 29

    秋風に誘われて

     最近、夜が遅くなった。ちょっと元気になってきて、あれもこれもしたくなった。読みたい本がある。勉強したいことがある。

     「孫子」を時々読んでいるが、これが面白い。それと、大学時代に友人Hから、「お前にぴったりだ」と言われてもらった、「厚黒学(ずぶとくはらぐろいがく)」という本を少しずつ読み返している。また暇なときに書くが、すごく奇特な本で、アマゾンや古本にもめったに出てこないだろう。昨今の食品関係の道徳のなさを見るにつけ、この本の理論が思い出される。

     久しぶりに、必要に迫られ、文章を書かなくてはならない。タイトルとか、構成を考えなくては。また、ネタも練らなくては。「日本語の美しさ」というシリーズなのだが、「美しさ」ということについて、私なりにいつも考えてみる。なかなかうまく考えることができないのだが、私なりの文化論・言語観を入れてみたい。

     風がここ2日ぐらい、かなり強い。めくられるままに本を読んで、飽きたら街に出よう。

    September 24

    最近の読書生活

     「みんなの日本語」の中級版が出るらしい。「月刊日本語」10月号にそういう広告が出たのだが、まだ本屋の店頭には並ばない。養成担当のベテラン教師Tが、「池袋のJ堂で見たよ。学校でも購入したらどう?」と言っていたが、これがガセネタらしく、その後日本語教育の専門書店やインターネットの情報を調べたが、刊行が9月から10月に変更された、としか出ていない。

     

     夕方、久しぶりに新宿に出かけ、少し本を買った。カズオイシグロ「私を離さないで」、「孫子」(講談社学術文庫)、石黒圭「文章は接続詞で決まる」(光文社新書)他2点。カズオイシグロの小説は、知人に教えてもらったものだが、教えてもらってすぐの9月初旬には文庫が発売されておらず、「日の名残り」のほうを買っていた。そしたら今日、推薦されたほうを見つけたので買ったというわけだ。もう一人の石黒さんは文章表現関係の本をいろいろ出している一橋大学の先生だ。うちの外来講師で来ているK講師の兄貴分らしい。新書になり読みやすそうなので買った。「孫子」を選んだ理由は、うまく言えないが、今の状況・環境に満足できない、ということだろう。何かと戦いたい。そのためにも早く健康を取り戻さねば。

     今度、公開講座があるので、その先生の本も読んでいる。大津由紀雄という認知科学のオーソリティだ。ことばをどうとらえるか、という仕組みを説明するそうだ。英語教育にも携わっている。

     積読が自分の中で主流になりつつある今、それを脱却すべく、まず、自分と戦う必要がありそうだ。孫子の兵法はまずそこで役立つだろう。敵である己を知れば、百戦殆うからず。

    September 22

    整体初体験!

     ブログを再開したら、いろんな人からメールをもらったり、自分のブログで励ましてくれる人もいた。ブログへのコメントもいただいた。なつかしい人から心配のメールをもらったりもした。ありがたいことだ。そんなに見ている人がいるんだなあ。意外な人が見ているのが分かり、びっくりもした。

     さて、調子はまだよくならず、とうとう近所の整体院に行った。駅前にある老舗で、40年以上続いているらしい。店構えは正直言ってみずぼらしかった。

     店に入るとなぜか「ほーほけきょ」の鳴き声がなり、おじさんが出てきた。年の頃は50過ぎぐらいだろうか。足が悪そうだった。医者の不養生、というところか。症状をきかれたが、「冷え症とか微熱」など、少し話しただけで、いきなりベッドに寝かされた。ローラーのついたベッドで、約30分機械に揉まれていた。それは仰向けだったが、次に30分、今度はうつ伏せで、低周波マッサージを受けた。

     細長い建物で、ベッドが手前から奥へ向かって10ほど並んでいる。担当者はそのおじさん一人。石橋蓮司のような髪型で、ちょっとしょぼくれた感じのおじさんだ。その人の声は、最初聞き取りにくく、会話もすぐ終わったが、不思議なのは、話しかけられると、意外とよく聞き取れるのである。でも、近くにいても、となりのベッドでの話し声は聞き取れない。声の方向がすごくはっきりしていて、無駄な声を出さずに相手に伝えている感じだ。

     機械でのマッサージを計一時間行い、その後ハリと整体を行なった。すぐ終わったように感じたが、意外と時間が経っていた。5時にこの整体院に入り、出たのは7時半を過ぎていた。

     体は確かに軽くなった。その人によると、背骨がかなり不自然に曲がっているらしい。何より、深い呼吸がしやすくなった。ヨガや禅をやっているときの呼吸が自然にできる。でも、これがくせになって毎日通うことになるのはどうなんだろう、とちょっと考えた。

     最低治るまで6回は通ってくれ、と言われた。回数券を、合計二万円分売りつけられた。おかねを持ってないことにして、一万しか払わなかった。体のことだけに、断りにくかったが。こういうのの値段は、あってないようなものだから、難しい。最後の最後で、こちらの財布の中身を見透かしたような請求に違和感を覚えた。

     でも、何事も経験。この業界のしくみがなんとなくわかった。他の店のチラシも理解できそうだ。

    September 15

    久しぶりに

     久しぶりにブログを書く。3か月ぶりぐらいだ。
     一応生きてはいたのだが、いろいろ疲れがたまっていたらしく、まず、精神的にきつくなって、次に体に出たらしい。
     体調は正直言って、まだあまりよくない。微熱が続き、寒気というか冷え性のようになっている。かといって、体は何とか動かせてある程度の仕事はこなせるので、休めない。風邪薬を飲んでも効かないし、病院にも何度も行ったが、その処方では治らない。鍼とか灸などの東洋医学に頼ったほうがいいのかもしれない。そういう病院を探し始めている。
     
     源氏物語では、37歳の源氏が老いを感じ自嘲する場面があって、そんな歳で、と思ったものだった。でも、いざ自分がその立場になってみて、老いの怖さ、はかなさが分かった気がする。今回、病気が治る気がぜんぜんせず、こういう衰えを経て、人は死に向かうのかな、と漠然と思った。体力を鍛えなおそう、と思っていたのに、スポーツジムへ通うほどの体調を取り戻すことさえ、今は叶わない。何年か前、ハワイのモロカイ島という島に、若い友人と二人で旅行したとき、彼と簡単な山登りをした。しかし、そのとき、途中から彼のスピードについていけない自分がいて、10近く年が違うということはこんなに体力に差が出るものなのか、と身にしみた。
     
     昨日、たまたま高田馬場を歩いていると、昔教えた学生に会った。聞けば、久しぶりに韓国から日本に旅行で来たのだという。私は偶然土曜に仕事があり、昼からの出勤だったためにばったり会ったのだった。偶然というのはおそろしい。「先生、若くなったんじゃないですか」という言葉には、少しとまどった。間に受けていいのか、それとも私たちが教えた日本的気遣いの賜物なのか。相変わらず日本語はうまかった。
     
     その学生から、同じく私の学生で、とくに親しかった他の学生の電話番号を教えてもらった。早速今日、かけてみた。彼女はチェジュドに住んでいる。最初、日本人からの電話にとまどったみたいだが、私が名乗ると、すぐ思い出してくれた。よかった。まだ忘れられてはいないらしい。さらにもう一人の電話番号を聞き出し、もう一軒電話した。「んですか」をよく使う話し方の癖が今も健在だった。今度会ったら、少し注意したほうがいいかな。いやいや、嫌われそうだ。
     
     
    ちょっと書きたいことも増えてきたので、また気が向いたら書きます。アクセス数はほぼゼロに戻ったので、また1からやり直しですが、ひまなときはよろしくお願いします。