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    March 04

     東京は、今雪が降っている。3月に入ったばかりだというのに、春の足音はまだまだ遠そうだ。

     2月は現在の会社を退職する件でばたばたして、静心ない日々だったが、ようやく落ち着いた。先週末には昨年末に修了した養成講座の教え子たちの何人かと集まり、楽しい時を過ごした。懐かしい友人と落語を見に行ったりした。池袋の演芸場に初めて行ったのだが、思った以上にモダンな演芸場でびっくりした。昭和のいる・こいる師匠の漫才も面白かったし、落語のいろいろな人たちもよかった。終わった直後はそうでもなかったが、次の日じわじわとこれまでのストレスが剥がれおちていく感覚を味わった。

     退職に関しては、また稿を改めていろいろ書きたいが、(学校ではあるが)会社の人達の反応が漫画で読んだようにがらりと変わる、まさに豹変する人がいて、そういう周辺のことが人間臭くて興味深かった。もちろん、私にとってはかなり不愉快なことなのだが、あと少しと思えば十分我慢できる範囲の出来事である。でも、現実とはすぐに思えないようなあからさまな豹変ぶりに、苦笑もするし、自分の人徳のなさも痛感するし、思うところは多かった。

     人生がこんなふうになるなんて、学生時代は想像できなかった。学生時代がついこの間のようにも思えるが、どうあがいてもあの時代には戻れない。そして、これからどんな風に流れていくのだろう。孤独の闇に耐えられるだろうか。

     雪の道は薄汚れながらも輝いて見えることだろう。