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    December 31

    年賀状

     ようやく年賀状を書き終わった。今年は仕事が休みに入ってから作成を始めたので、かなり出遅れてしまった。ちょっと知り合いと会ったりしていたので、さらに遅れ、出すのが30日になってしまった。

     長い休みは、旅に出るのもいいが、ボーっと過ごすのもまたいい。なるべく毎日寝られるだけ寝ている。怠惰な感じだが、なるべく食事は規則正しく、栄養も偏らないよう気をつけている。嫌いな牛乳も毎日飲んでいる。

     この休み、とにかくたくさん本を読みたい。最近、アジア関係の本をよく読む。昨日、「ヴェトナム新時代」(坪井善明)という岩波新書を読了した。ベトナムという国は行ったことがないが、複雑な歴史が背後にあり、一筋縄ではいかない国といった印象を受けた。ただ、それを読んでいるうちに、大雑把にまとめてしまっていた東南アジアが、(当り前のことなのだが)タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシアなど、それぞれ異なった背景を持ちつつ絡み合っている状況、さらにそこに日本がどう関わっていくのか、などということに思いを馳せた。今は「アジア海賊版文化」(土佐昌樹)という光文社新書を読んでいる。これはぜひお薦めだ。最近、「グローカル」なる言葉があって、私もある理由からその概念に非常に興味を持っているのだが、まさにその「グローカル=グローバル+ローカル」の思考を巡らせる1冊である。ローカルといいつつ、実はどこへ行っても同じような街並み、システムがある現実、とくにアメリカナイズに注目した本だ。

     年賀状を出す前に、自分の出すものを、郵便番号の順に並び替えてみた。もちろん東京が多いが、千葉、埼玉、神奈川もそれなりにあり、さらに西のほうに向かっていろいろな番号が並んでいた。意外と自分の交友範囲も広がっているのだろうか。来年、さらにグローカル化されることを願う。

    December 18

    凡人社イベント

     この前の土曜、凡人社イベントへ行った。ここ2週、続けて参加している。この前は、「日本文化を読む」という上級教科書の著者が、宣伝を兼ねて本を紹介するというイベントで、その前の週は、東京外語大学の伊東祐郎先生が、これまた自著の「日本語教師のためのテスト作成マニュアル」の紹介のイベントだった。

     正直に言うと、伊東先生の話のほうが10倍ぐらい面白く中身があった。準備している人とno planの人では、こんなに差が出るのかと思った。今回お話しなさったN先生は、かなり著名な方だが、そのことには気づいていまい。伊東先生の著書の話からすると、今はやりのcan-do statementsについての詳しい話や、そのことと評価がどう関わっているのか、などについて、いろいろな知見が得られた。

     「日本文化を読む」というテキストは、先生の話し方はともかく、なかなかおもしろそうだった。まず、このテキストを作った「京都日本語教育センター」というところが、長沼直兄の流れをくむ学校、というのは知らなかった。上級を意識して、文学的なテキストをあえて入れている。よくある、日本語学習者のための書き下ろしではなく、日本人が読むものを日本人と同じように感動するような教材作りを目指したそうだ。また、京都中心のテキストもコンセプトの一つで、作者あるいはその作品の舞台と京都が関わっているものを意識的に選んでいる。

     いろいろ話を聞いていておもしろかったのは、そのN先生の教育方針が、寺小屋的だということだ。本を音読させて、リズムを楽しむ。さらに、文を暗記させる、という教え方、また、文をゆっくりよんで味わう精読スタイル、というような点だ。齋藤孝とか、小中の国語の先生が言いそうな教育方針だった。上級になると、そういう方法論が通用するのだろうか。少なくとも、長沼スクールの一つであるこの学校では通用するらしい。なんとなく古臭く感じたが、だからといって、このやり方がまずいとも思えなかった。意外と留学生にも通用するのかもしれない。

     また、今回驚いたことがあった。たまたま隣に座った人が、養成講座での私の教え子で、また、私が教えた韓国人とルームメイトだった人だった。なんという偶然。凡人社のイベントで、偶然に知り合いと会ったのは初めてだった。なんだか不思議な気分だった。

     もう年末。細々と何とかこのブログも続いている。読んで下さる皆さんに感謝!

    December 01

    クーリエジャポン

     最近、毎週のように本の買い出しに出かけている。昨日も本に一万円近く使った。

     友人の勧めで、「クーリエジャポン」という雑誌を買ってみた。ニューヨークタイムズ、朝鮮日報など、世界の主要雑誌の記事がいろいろ出ていたりして面白かった。韓国で目の当たりにした不況、アメリカ大使館を守る韓国の徴兵制の学生兵士たち、などなど、ここ最近の世界の動きが少し分かった感じがした。でも、もっともっと世の中の仕組みに敏感にならねば。

     他には、新書、単行本。アーサーウェイリーの伝記はちょっと期待している。「生物と無生物の間」という去年のベストセラーの著者の新刊「できそこないの男たち」も買った。でも、新書はかなりたまっている。年末年始に読めるだろうか。源氏物語のある巻を、江国香織らの現代作家9人がそれぞれ小説化したオムニバスの本も面白そうだ。

     今、かばんのポケットに入っている本は、車谷長吉の短編集。あくの強い、野太い感じの小説だ。昭和初期のにおい。

     「ハッピーフライト」という映画を見た。航空業界のいろいろな側面を描いた映画で、さりげなく航空ファンの私は結構満足した。管制塔のしくみや、飛行機整備の厳しさ、リスク管理、CAの大変さ、などなど。ドラマというよりドキュメンタリーのようだった。

     ちょっとまだ文章がぴりっとしない。徐々にエンジンを上げていこう。